民主党員と共和党員の脳の違いをスキャン技術で探る

しかしながら、民主党員と共和党員の脳の活動には、いくつかの違いが浮かび上がった。たとえば共感の場合、民主党を支持するある被験者の脳は、ケリー上院議員の画像を目にして、「まるで美しい夕焼けを見たような、非常に深い一体感に」満たされて活性化した、とフリードマン博士は述べている。共和党員がブッシュ大統領の画像を見たときの脳の活動は、「実際に人と接した場合に近く、たとえば、自分が誰かに微笑んだら、その人も微笑を返してきたような」反応だったという。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041101201.html

単純に考えれば民主党は理想主義で共和党は自分中心主義現実主義ということかな?右翼左翼に分けるなら民主党が左翼で共和党が右翼。
…なるほど、すごいな。その人の政治的主張を機械が判別できるのか。

 ダイムラー・クライスラー社は、さまざまな形状の自動車への興味の度合いを測定するためにMRIを使っている。また、カリフォルニア工科大学の研究者たちは、映画の予告編に対する反応について、脳をスキャンして調べている。ベイラー大学の科学者チームも、コカコーラを選ぶかペプシを好むかに関して、単に味の好みだけでなく、文化的なメッセージが脳に影響を及ぼしていることを示す脳スキャンの結果を、最近になって発表したばかりだ。

クライスラーの使い方はわかる。「好き度」を数字にして出せるのは意味のあることだろう。
しかし、民主党共和党脳がわかったところで、選挙戦にどう使えるというのか(Wierdの記事は「次の選挙戦には脳の画像分析が使われるようになるだろう」という博士の商業的野心がかかれている)。
広告手法的には同一ターゲットへの訴求かな。たとえば民主党脳はコカコーラが好きで共和党脳はペプシが好きと分析できた場合、広告主民主党員は、コカコーラが提供している番組に「選挙にいくべき」というメッセージを刷り込み、ペプシが提供している番組には「選挙に行かない方がクール」といったメッセージを刷り込む。
怖い世の中だなー。