そんなことはなかった

キス

10人くらいいただろうか。飲み会はえらく盛り上がっていて、僕は一人で店を出た。別に、帰ろうと思ったわけじゃない。なんとなく体の火照りをさましたかった。こんなに飲んだのは久しぶりだと思った。その飲み屋は通りから少し離れたところにあり、入り口…

EGO-WRAPPIN'

午後7時に帰る途中、ヘッドフォンステレオを聞きながら自転車に乗っていた僕は、とてもきれいな女性とすれ違う前に自転車を止めて言った。「僕とつきあってください」すると彼女は困ったものでも見るような目でこちらを見て言った。「もしあなたの聞いてい…

新セクション

ありもしない妄想を思い出して涙するコーナー