ゲマトリア

これだけではおもしろくないので、ゲマトリアという数秘術について解説しよう。これは、文字を数字に変換し計算することによって*1、その本質を見るというものである*2。古代バビロニアの時代にはすでに使用されていた由緒正しい占いである。たとえば7は完全数であるとされ、7の倍数には神が宿るとされる。
もっとも有名なゲマトリアヨハネ黙示録で示された悪魔の数字 666 で、映画『オーメン』などで有名なものだ。

また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。
そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。
ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。

*1:実際は、古代ヘブライ語には「数字」がなかったためABCを数字の代わりに使っていたので、変換する、という説明は不正確であるが

*2:本質を見るというよりは同じゲマトリアを持つ別の単語を類推し別の見方を探す