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ビデオで見る。このアニメはおもしろい。チュチュたん(*´Д`)ハアハア っぽいキャラと周囲の反応で引いた人は損をしていると思う。ちなみに、そろそろ終わりなので見る人はDVDかビデオで...
簡単な内容の説明を。メタ的な話で、「物語」というのが重要なキーワードになっている。
- アニメの中の主軸となる世界は「金冠町」。そこに「王子とカラス」というタイトルのお話がある。「金冠町」という世界自体も「王子とカラス」の作者であるドロッセルマイヤーの呪い(?)の力によって「お話と現実が入り交じる世界」になってしまった。
- 主人公は「鳥のあひる」がお話の力で「”あひる”という名前の女の子」になっている。主人公のあひるは”王子様”を助けるために「プリンセスチュチュ」という”お話の中の登場人物”に変身する。
- ”王子様”は「王子とカラス」の主人公の王子様で、それが物語を抜け出して心を失っている。カラスを封印するために心を失った。
そんな設定だ。ややこしい。だがこのややこしさが楽しさでもある。メタ的な設定なので各種の無理のある「設定」が、「ドロッセルマイヤーがそういうふうに作った」と説明されれば、意外とすんなり受け入れられる。
おもしろいのはこのドロッセルマイヤーが「おもしろいお話」を望んでいること。
ね、こんなドラマが見たいでしょ、と言った内容のことをドロッセルマイヤーがカメラ目線でしゃべるのだ。みたいみたい、と思わず叫んでしまう。
そして、そう叫んでしまう視聴者の「他人の悩むところを見たがる醜い心」も、「ドロッセルマイヤー(視聴者の醜い心)VS 主人公達(視聴者はこちらに感情移入している)」という構図を取ることによって包み込む。