EPIC2014 機械に難しいことは人間にやらせればいい

旧聞でスマン
http://blog.digi-squad.com/archives/000726.html
かなりおもしろい。Amazon Google の合併会社グーグルゾンが世界を征服するという話(ちょっと違う) まあ本当は既存メディア対機械編集の戦いな訳だけれど

マシンが記事を作るという設定は、すでにグーグルでは高精度の記事サマリーは提供しているので、現実味はあるかもしれないが、面白い記事ができるのかどうか疑問。

確かに「機械だけで記事を作らせる」システムでは難しそうだけど、無理して機械に作らせる必要はない。機械が情報収集し、人間が編集(作文)して売る、というシステムであれば近いうちに(既に?)可能ではないか。
過去に「CAPTCHA(アカウント登録時などに出てくる、ロボットでないことを確認するための認識の難しい歪んだ文字)のロボット避けをエロパワーグリッドシステムで自動的に破る方法」を紹介した。→ http://d.hatena.ne.jp/nazoking/20031110/1068433810 要は、機械が苦手なことは人間(自分以外の誰か)にやらせようという発想のシステムである。これと同じように、難しそうな所は人間にやらせる。エロパワーだけでなく、好奇心、功名心、アサマシパワーなどが利用できるだろう。

  1. 利用者の過去のblog・ブックマーク・メールなどを解析して興味を持ちそうな事を提案
    • 各種ニュースへのリンク
    • クローラーが見つけた関連しそうな記事(blogとか)へのリンク
  2. 利用者が、それらを読んで(編集して)公開される記事にする

このようなシステムがあれば、機械に「完全な、読みやすい」記事を書かせる必要なく、十分な記事ができあがるはずだ。
これらから、さらにソーシャルブックマークシステムやアクセスランキング、Link数ランキングシステム(blogmapとか)などを加え、「質の良いもの」だけを抽出するシステムも可能だろう。これらは「記事の得点を人間につけさせ、機械がそれを集計するシステム」だ。


現在はまだ提案の精度が悪いが、僕は、情報が少ない&パワー不足で少ない情報しか処理できないから、ではないか、と思っている。機械パワーが増大し、各種個人情報やメタ情報を読めるようになった暁には、十分な精度の「提案」ができる気がする。
あるいは、別の編集軸の発見により、現在の情報でも十分にそれは可能かもしれない。