フリッカー式

フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人
佐藤 友哉
講談社 (2001/07)
売り上げランキング: 7,233
通常24時間以内に発送
うーん、どうなんだこれは? まず推理小説とかじゃないし。ゲーム、とかにしては落ち着いている。ぶっ飛んでる、という一歩手前的な心理が受けているのか? 共感できそうでできなそうでできそう、という感想なんだろうか? 僕の場合、共感できなさそうで、できそうで、できなそう。
あわないようであうようであわないレベルの微妙なイライラ感を計算されている感じ。そしてその計算が見えているのにその先に何かあるように感じさせている、ので最後まで読んでみたけど何もなかったよ!って…
似ていないから惹かれる、という感想があったけど、どっちかというと似ている感じに引っ張られてつぶされるような感覚を覚えた。嫌悪感だ。そして同時に全体から生まれた感想は、バカニシテンノカコノヤロウ。「本書は「ああっ、お兄ちゃーん」と云う方に最適です(嘘)。」と書いてあったけど、もしかして僕が「ああっ、お兄ちゃーん」という人だからこんな感想を持つのか?


いや、推理小説を読もうとしたのが間違いだったんだろうな…。全然論理的でない。