京都府警のWinny突破の手法が、ついに明らかに

最強のP2Pツールと呼ばれ、「絶対に警察に捕まらないソフト」と考えられていたファイル交換ソフトWinnyウィニー)」。暗号化やキャッシュ化など、幾重にも施された匿名化の仕組みを、京都府警がどのようにして突き破り、ユーザーを逮捕したのか、これまで公的にはいっさい明らかにされてこなかった。だが、9月1日に開かれた開発者・金子勇被告の初公判検察側冒頭陳述で、その捜査手法の一部がついに明らかにされたのである。(文・佐々木俊尚

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ということで。1.WinnyBBSでスレ立て人が自らUP告知をしているスレッドを見つけ、2.そのIPを見つけ、3.その人だけにつながるようにファイアウォールを設定し、4.その人のIPからファイルをダウンロード という手法のようです。うーん。まあ、一度ばれてしまってはこの手法は使えませんから、今頃は新しい手法が開発されていることでしょう。
あとまあ、この記事のまとめ

 もし地検側が47氏発言を金子被告のものであると証明できなければ、犯意の立証は非常に厳しくなる――これが弁護側の立てた作戦のようだ。そこであえて犯意について著作権侵害への意図について全面的に争うことは避け、論点をソフト開発の是非の問題に絞ったのだろう。無罪を勝ち取る戦術としては、妥当な方針といえる。
 しかし、本当にそれで良いのか。この裁判で争われるべきはそうしたことではなく、金子被告が現在の著作権に対してどのような反論を持ち、ウィニーによって何をひっくり返そうとしたのかということではないだろうか。犯意の問題が棚上げになれば、ウィニーが問おうとした著作権のあり方は最後まで論じられないだろう。

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には賛成したいところ。47氏には革命戦死として死んでいただきたい(おい)
っておもったけど、法廷で「法律が間違っているから違反しました」なんてのは成り立たないですね。「法律が間違っている」の主張はマスコミなどを通して行うしかなく、その意味では注目された時点で勝ちではあるし、その上どんな理由でも裁判に勝てば「やっぱり著作権法がおかしい」なんて風潮が……出た後で金持ち著作権者団体のロビー活動でさらに著作権がもっと保護されるようになる、に一票
著作権者」って「言論の自由を大切にしそう」だけど「金持ち」はそれを抑えそうだなあ。
ああそうか、「自分の言論の自由を大切にするために他人のそれを制限する」のであれば両解決!