コード

さて今晩もまた紀伊国屋の音楽書籍コーナーでウクレレの本を見ていたのであるが、そこに中学に入るか入らないか程度の少女とおばあさんと思われる組合せ。どうやら少女が親戚からベースをもらったらしく、その入門の本を探しに来ていたようだ。祖母(50歳程)が「この辺は入門用の本ないんちゃう?」と言っている。「うまい人向けのもんばっかりやん」しかし書架に並んでいるのは「初めてのウクレレ」「20分で完璧ギターコード」など、そんなタイトルの本ばかり。少女も一緒になって悩んでいるのだが…「ほら、コードってかいたるやん」そう、どうやらコードを高度と勘違いしているのだった。それに気づいた僕はこみ上げてくる笑いを押さえきれず、その場を離れてしまった。