バンダイ、AI化された庵野氏がゲーム世界を演出 PS2「新世紀エヴァンゲリオン2」を11月に発売

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20031016/eva.htm
このタイトル「AI化された庵野氏」という言葉がおもしろかったのでリンク。

AIには、各キャラクタとは別に、ゲーム全体を支配する「ゲームマスターAI」というものが存在する。このAIは「エヴァンゲリオン」総監督の庵野秀明氏自身の思考、知識、作家性をふまえてプログラムされたもの。ゲームマスターAIはゲーム展開を常に監視し、そのときの思考やタイミングによりさまざまなイベントを派生させる。

これって本当にちゃんとできればすごいことだよね。
おそらくこの原型になっていると思われるガンパレードマーチはちょっとだけやったことがあってAIがすごいAIがすごいと言われているけれども期待したほどではなくて、しょぼんとした記憶が(感情を入れ込むことができれば違ったのかもしれないけれど)。人間ほどの柔軟性を持たないためにパターンが見えてくるしゲームを進めやすいようにという配慮からかパラメータが見えてしまうので「おらおら口ではそんなに嫌がっててもこれで文句ないんだろう」みたいな行動が何度でも平気でとれてしまうところが悲しい。
逆に高度にコード化された思考はAIと見分けがつかない。スーパーマリオ64というゲームをこれまたちょっとだけやったことがあるのだけれど、このカメラの動きは絶品で(今はもっと進んでいるのだろうけれど)それまで僕は固定されたカメラワークつまりプログラムを僕でも書けるようなゲームしか見たことがなかったところにスーパーマリオ64は3Dのアクションゲームで3D空間をかなりの自由度を持って移動できるのだけれどそれならカメラの死角になりそうな場所とか在りそうな気がするのにかなりどんなところでもほぼ完璧なカメラポジションをとっていたりしてびっくりした。