キル・ビル

クエンティン・タランティーノは、約6年ぶりとなる新作「キル・ビル」を、2部作に分けることにしたようだ。
タランティーノと映画会社Miramaxの共同創設者Harvey Weinsteinは、このエネルギッシュなアクション作品を2つのパートに分けて公開することで同意した。200ページにもなる脚本を誇る「キル・ビル」は、1997年の「ジャッキー・ブラウン」以来、タランティーノが初めて監督・脚本を務めた作品。結婚式の日に、友人や家族、そして愛するフィアンセを殺されてしまった暗殺者が、昏睡状態から目を覚ますところからストーリーが展開する。
キル・ビル」は中国、日本、メキシコ、カリフォルニアが舞台。サーマンの演じるキャラクターは、ビルの手下を整然と殺していき、最後はビル本人に立ち向かう。香港映画に影響を受けたタランティーノに共感して、アジア映画ファンとして知られるWu-Tang ClanのリーダーRZAもこの作品をサポートしている