雷雲から上層へと駆け上がる巨大稲妻、新発見される

科学者チームが、大気高層の驚くべき秘密を発見した。ジェット状の巨大な稲妻が、雷雲の上端から上に向かって放たれ、100キロメートル近い高度にまで到達するという。
「これらは非常に壮観で、驚くべきものだ。これほどの現象がつい最近になるまで発見されていなかったとは」中略生物学者が人体に新しい臓器が見つかった、と発表するようなものだ。われわれは上空のことならすべてを知っていると思っていたが、何と、まだ知らないことがあったというわけだ」
中略4回のジェット状の発光放電できわめて低い周波数の電波が発生していることも明らかになった。ペンシルベニア州立大学のビクター・パスコ準教授(電気工学)によれば、この電波は、地球上の無線通信に影響を及ぼす可能性があるという。