アイデアスケッチ

コンピューター時代だというのに、デザイナーたちの手から鉛筆と紙を奪い取るのはきわめて難しいようだ。
このため、カリフォルニア大学バークレー校の研究チームはスケッチ用のソフトウェア・ツール『デニム』を開発した。デザイナーがグラフィック用のタブレットやマウスだけを使って、インタラクティブ機能を完備したウェブサイトを構築できる設計となっている。

かなりおもしろいソフトです。書いたまま操作できる。WEB構築以外にもアイデアスケッチとかにも使えそう。文字認識・検索ができれば動作が遅い以外は完璧と言っていいかも。
ところで、テクノロジーの世界においてデザイナーたちの手に鉛筆と紙を残しているのはIBMだったりします。

コーディング開始前にユーザー (およびマーケティング部門) の要望を調べることができたら、すばらしいことではないでしょうか?ペーパー・プロトタイピングによって、まさにそれが可能になります。

さてここで述べられているペーパー・プロトタイピングのすばらしさはデニムによってコンピュータ上に再現できただろうか?

設計者と開発者にとっての主な利点

  1. コーディング前にユーザーと共に設計をテストすることができる。
  2. 迅速に変更できる
  3. マーケティング部門の真の要求を認識できる
  4. ユーザビリティー・テストという方程式からテクノロジーという変数を除去できる

このうちデニムが満たしている利点は、1,2,3です。簡単なWEBならデニムでかなりのテストができそう。ただ、やはり自由度という点においては紙にかなわない。テクノロジーの壁はやはりテクノロジーでは乗り越えられないのか(まだ使いこなせていないだけかも)。
ということでいろいろ使ってみることに。