うんざりさせるソリューション(コンテンツシェルタ)の社長の人のブログを見た

はてなダイアリー - 大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューションを含む日記を見ていると、はてなダイアリー - deblogに、「大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション」の会社の社長の人のブログが出ていた。
社長のぬるぽBlog


「今更CCCDを推薦したりしません」そうです。よかった。

取材の人には、コンテンツシェルタだけではなく他にお客様の要望にもっと効果のあるソリューションがあれば紹介します、例えばCCCDのように拡散前のコピー防止という上流工程のソリューションも紹介できますよ」とニュアンスでお話させてもらいました。結果としてあのように書いていただいたというのは、私の力不足ですが。

社長のぬるぽBlog

ということらしいです。いやいや、あの一言はimpressに文句言って取り消してもらった方が良いですよ。かなり反感買うと思います。CCCDって、それだけ嫌われていると思う。


たぶんその「なんで俺のPCで正規の値段(割引さえない)で買ったCDが聞けないんだよ→CCCDってゴミじゃん→コンテンツ提供者側はガリガリ亡者」イメージが、あの記事のイメージを無駄に悪くしていると思う。


で、前の記事にも書いた、「Winnyネットワークに接続する=違法なファイルを中継してしまうかもしれないことへの責任」の会社としての見解ってのはどうなってるんだろう? 第3者のキャッシュを中継しないような特殊な(たとえばクラックバージョンの)Winnyでも使ってるんだろうか?


あとプレスリリースを見てびっくりしましたが

なおこのソリューションは福島県の公的助成認定プロジェクトから誕生した。

お知らせ - 株式会社ウィジー

えー。ねつ造君とかで作ってるだけなんじゃないの?

1000個(Winny上で一度にそんな表示は実際のところ不可能ですが)の検索結果中、ユーザ的には正解が数個しかない、これ最悪ですよね。違法コピーしたい側としては。しかもDLしただけじゃそれが本物かどうかわかりませんw 実際に解凍して再生してみるまでは!

社長のぬるぽBlog

ということで「ちゃんと再生できるファイルをねつ造する」らしいです。
そうだなー。対抗ソリューション作るとしたらこうだ。「ダウンロードしたmp3のIDタグを調べて設定した検索文字列のない物は自動的に削除するソフトウェア」とか。mp3限定だな…しかもすぐに対策されそう。
やっぱり流し手のID(トリップ)によるフィルタリングくらいしか無いのかな?そういえばどっかでWinnyのトリップは既にクラックされているみたいな記事を見た気がする…47氏の発言から見る限りはソースを見ても推測できないようにはなっているみたいだけど…ってこれはWinnyBBSの方の話か?


あと社長のブログとは関係ないんだけど、Winnyの捏造対策機能はこういう手合いには全然役に立たないと思う。あれって、「誰かがファイル(ハッシュ)に捏造だとマークしたら、他の人にもそのハッシュがに捏造マークが付いていると分かる」という機能なんだけど、たぶんこの会社の人が「本物を見つけた場合には捏造とマークする」仕事もしてくれるはずですから。この会社の人は偽物を流す人なので、つまり「どれが偽物か分かっている」から本物を探すのも比較的簡単なはず。

そのうち P2Pソーシャルネットワークみたいな感じになったりしてな.誰かに招待されないと P2P ネットのノードに接続できないとかさ.「共犯者」としての特定の条件を満たしていないと接続を拒否する閉じたネットワークにするとかね.そうなるとこのテの対処療法は難しいだろうな.

はてなダイアリー - 猫が逃げ惑う日記

ああ、これは比較的スマートかも! でもnapstarサーバとか自分で立ててる人が居る、それと同じか…いや、あれはIPが分かれば接続できるんだったっけ。でも認証機能は一応あるから、管理者がIDを発行するという方法ではなくて、ID発行権を一般ユーザーにまで広げ、誰が誰のIDを発行したかを管理できるシステムを用意すれば良いんだな。WinMXはチャットがあるから特殊なチャットルームでID発行用の合い言葉をしゃべるとボットがそれを認識して発行できるとか…
で、誰か捕まると芋づる式に一網打尽な訳だ(汗)