大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション

株式会社Whizzy R&Dは、P2Pネットワークなどに流出してしまったコンテンツを保護するソリューション「コンテンツシェルタ」の提供を開始した。コンサルティングによる調査とその後の対策とに分かれている。料金は別途見積りが必要だが、Whizzy R&Dによれば調査費が80,000円から、対策費が調査費の2倍程度で160,000円からとしている。

大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション

なんかネタみたいな仕事だな…。実際のところ有効だと思うけど。1コンテンツにつきその値段なんだろうか? 2ちゃんねるのダウンロード板とかに偽物のハッシュを本物として書き込み&本物だったと感謝の声を自作自演してくれるサービス、とかもありますか?

例えば、「音楽CDであればCCCDを採用したほうがいい」などの助言も行なう。

大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション

これは対策としてどうかと…

追記:

どっかで「Winnyネットワークで流す=中継はしてしまう=それってどうなの?」みたいな記事があった。僕は認めたくないのだが、バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳:Winnyと著作権:受信者・中継者の責任によると、中継だけでも「楽観的な判断はできないんじゃないかと思っています。」とのこと…。つまりWinnyネットワークに接続している時点で訴えられる可能性があるわけだ…
まあ通常「仲間同士」なので親告罪である著作権違反で著作者が訴えることはないと思うけど、「著作者」なんてのは誰でもなれるわけで彼らに敵対する誰かが著作権者になって訴えることもできる、かな。
まあ僕は「無自覚な中継では罪に問われない」と思いたいですが。日本のために

あと「こんなの有効なわけないじゃん」的な記事が結構多いんだけど、僕は有効だと思う。海外では著作権協会とかがやってるほど有効な手段。例えば「nazokingさんのすてきポエム(無断配布禁止、アマゾンで買うと100円)をWinnyで手に入れよう」と思った場合、Winny利用者は「Winnyで”nazoking”を検索→ダウンロード」するんだけど、100くらいファイルがあっていくつか落としてみて偽物だった場合、あきらめると思う。「落とす労力>正規の手段で買う労力」となったら(ここら辺個人の感覚なんでどれくらい粘るかは人によるけど)。
「ハッシュがあるから有効じゃない」みたいな論法だけどそのハッシュを得る方法って「どっかの匿名掲示板で誰かが書き込んだキャッシュを見つける」しかないと思うし、つまりいくらでも嘘が書けるわけだ。

あと「ネットワークトラフィックが増大する点について考慮してないのかよ」ってなつっこみが多数あったけど、まず、これはこの会社が考慮する必要はないと思う。次に、実際に増えるトラフィックはこの会社1社分で、あとの利用者の分は「利用者の平均Winny起動時間が増えるならインターネット全体のトラフィックは増えるし、起動時間が減るならトラフィックは減る」。Winnyは起動させている間ほとんどずっと、トラフィックを最大限消費し続ける(一応「切断」ボタンあるけど)。で、偽物が大量に流された場合、はじめは本物を探そうと思って起動時間が少し増えるかもしれないけど、やがて探そうと思わなくなって…そう、Winnyネットワークを崩壊させるのが一番トラフィックを減らす方法じゃないかな。

唯一Winnyに対抗手段があるとすれば「信頼できる利用者(かなりの悪者)がトリップをつけて流したファイルを見つける」だろうけど…トリップをつけて流すって「自分が悪いことしましたって印を付けて流す」のと同じような気がするから、あまり流行らないかも…今はついてますか?